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2013/08/19

「伊勢の赤福」 の話  

伊勢の赤福  誰でも知っていますが、こんな話を教えてもらいま

した。
さすがですね。
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「伊勢の赤福」 の話    
        船井総合研究所[編] 佐藤芳直[著] より

Akafuku

いつも私が教えられのは、どんな時代でも本物の企業が
老舗の道を歩む、ということだ。
 その好例が、「伊勢の赤福」で知られる、株式会社赤福である。
 数年前、赤福平居専務から、身が震えるような話を聞かされた。
赤福は、昭和十九年の太平洋戦争末期から、昭和二十六年までの
七年間、店を閉じていたというのだ。
 話を聞くうちに、日本を代表する和菓子専門の赤福は、この時の
意思決定によって創られた、と思うようになった。
 昭和十九年、菓子の原材料である小豆・砂糖等は、材料統制や
食料不足の中で粗悪なものしか手に入らなくなった。
 本来の品質を守れない状況の中、一七〇七年からの伝統と信頼を
守るべく、当時の社長は伊勢内宮への参道にある店舗を閉める決断をした。
 そして終戦。次第に原材料の品質も回復しだすが、二年経ち三年経っても当主は再開の指示をしない。
 そのうちに、赤福本店の周囲に、類似商品を持つ競合店が十七店ほど
店を開く状態になった。
 このままでは、再開しても商売の回復は難しいと考えた番頭達が当主の所へ、店を再開させてほしい、そう談判へ出かけることになったという。
「ところが当主は、頑として許さなかったそうです。戦前と全く同じ水準に回復するまで赤福を作ってはならないと」
 そして、焦る番頭達にこう告げたと言う。
「見ていてごらん。赤福が本物の材料で最高の商品を作ったら、お客様はすぐ戻るから。
お客様はね、こちらから裏切らない限り、店から去ることはないんだよ」ようやく、昭和二十六年、原材料の回復をみて当主は商売再開の指示を出したという。
 食糧不足の戦後。甘い物なら飛ぶように売れた時代だ。
例え少々劣悪な材料で商品を出しても、お客様は殺到したに違いない。
 まして、赤福には一七〇七年からのブランドがある。
その閉鎖期間中の逸失利益は大変なものだ。
 しかし、当主は、一時の利益に走らず、歴史伝統を一寸たりとも
裏切ることのない選択肢を選んだ。
 まさに、良心を曲げなかった。
 その結果は、即現れたという。
 「驚いたのは、番頭さん達でした。七年のうちに、競合十七店のうち二店を除いて潰れるか、赤福が吸収するかして、消えてしまったのですから…」
 現在、赤福の年間売り上げは、百億円を超える。この驚くべき売り上げは、積み上げられたお客様からの信頼の表れに他ならない。
 顧客を一寸たりとも裏切る所がなければ、顧客の方から離れることはない。
 長期的視野を持つ、というのは
 「自分達の信頼価値を積み上げる意思決定に徹する」
ということに違いない。
 そしてこのことは、21世紀型リーダーの第一の資質でもある。
ともすれば、目先の利益、あるいは企業利益のため、という大義名分に
流されそうになる。
 そんな時、踏みとどまってほしい。よりマクロに善悪を判断することが、将来の自分自身、そして組織の利益、未来へとつながる本質的利益なのだ。
 長期的視野を持ち、信頗を積み上げるべく、よりマクロに善悪判断ができるリーダーこそ、 「本物のリーダー」 である。
本物リーダーの集合体が、間違いなく本物企業。
 21世紀は、間違いなく本物企業の時代なのだから。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

東さん 

レスありがとうございます。

たしかに先代が立派でも今もそうとは限らないことはその通りだと

思います。

できうる限り先代を見習ってしっかりとやっていただきたい

ものです。

私は内情にそれほど詳しいものではありませんので。

投稿: eisan | 2013/08/25 16:20

折角の情報にケチをつけるようですが、先代は立派でも、遂先年、一時売れ残りを確か翌日に・・・・・とかが有った様ですが?
営利企業としては、却ってリサイクルでイイかと思いますが、スーパーの身切りでもしてほしいものです。
人のウワサも・・・・とやらで、復活し、私も母が好きだったので、遂買ったりしてますが、値段もアベノミックス!

投稿: 東 浩一 | 2013/08/22 12:21

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