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2013/08/19

愛子さんのブログより   玉音放送~私たちのゆく道

68年前の今日、8月15日正午。

全日本国民が固唾を呑んで『玉音放送』に耳を傾けました。

昭和天皇は前日の14日、ポツダム宣言を受諾し、
その報告として15日、録音していた昭和天皇の終戦の勅書が、

ラジオを通して予定通り国民の耳に入ることになりました。
ここに至る経緯も、壮絶だったのです。




ご存知ない方は是非、この夏ロードショーされている映画『終戦のエンペラー』をご覧ください。




やっとの思いで放送にこぎつけた、昭和天皇のお言葉。(玉音)

私たち若い世代は、「堪え難きを、堪え、忍び難きを、忍び…」というフレーズしか聴いたことがありません。

しかし全文を読めば、
重要なところはそこではないことに気づきます。

今日は、昭和天皇の決断のお言葉の全文と、現代訳を掲載したいと思います。
下記に、原文と現代訳を、区切りながら交互に記載します。







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【原】朕 深く世界の大勢と、帝國の現状とに鑑み、非常の措置を以て時局を収拾せむと欲し、
   茲(ここ)に忠良なる爾(なんぢ)臣民に告く

【現】私は、世界情勢と日本の現状をよく考慮した結果、非常の措置によってこの事態を収拾したい。
   いつも忠実で善良な日本臣民の皆さんに、今から私の決断を伝えます。


【原】朕は帝國政府をして米英支蘇四國に対し、其の共同宣言を受諾する旨通告せしめたり

【現】私は日本政府に、米・英・中、ソビエト連邦の4カ国に、日本が(ポツダム)共同宣言を受け入れると伝えるよう指示しました。


【原】抑々帝國臣民の康寧を図り、万邦共榮の楽を偕にするは、
皇祖皇宗の遺範にして、朕の拳々(けんけん)措(お)かさる所

【現】そもそも私たち日本国民が穏やかで安心な暮らしができ、世界全体と繁栄の喜びを共有することは、
   歴代の天皇が代々受け継いで守ってきた教えであり、私自身もその教えを非常に大事なことと考えてきました。


【原】曩(さき)に米英二國に宣戰せる所以も亦、実に帝國の自存と東亞の安定とを庶幾するに出て、
   他國の主權を排し、領土を侵すか如きは、固(もと)より朕か志にあらす

【現】最初に米英2カ国に宣戦布告した理由も、日本の自立とアジアの安定を願う気持ちからであり、
   他国の主権を侵したり、領土を侵したりすることは、そもそも私の志すものではありません。


【原】然るに交戰已に四歳を閲し、朕か陸海將兵の勇戰朕か百僚有司の励精朕か、
   一億衆庶の奉公各々、最善を尽せるに拘らす戰局必すしも好轉せす、世界の大勢亦我に利あらす

【現】しかしながら戦争はすでに4年も続いており、我らが陸海軍人たちの勇敢な戦いぶりや、行政府の役人らの一心不乱の働きぶり、
   そして1億人の庶民の奉公、それぞれが最善を尽くしたにも関わらず、戦況は必ずしも好転せず、世界情勢を見るに、日本に有利とはとても言えない状況です。


【原】加之敵は新に残虐なる爆彈を使用して頻(しきり)に無辜を殺傷し、惨害の及ふ所眞に測るへからさるに至る
   而(しか)も尚交戰を継続せむか、終に我か民族の滅亡を招來するのみならす、延て人類の文明をも破却すへし

【現】その上、敵は残虐な新型爆弾を使用して多くの罪のない者たちを殺傷し、その被害の及ぶ範囲は、測ることもできないほどに広がっています。
   もしもこれ以上戦争を続ければ、最後には我が日本民族の滅亡を招き、そればかりか、ひいては人類の文明すべてを破壊してしまいます。


【原】斯の如くは朕何を以てか億兆の赤子を保し、皇祖皇宗の神霊に謝せむや
   是れ朕か帝國政府をして共同宣言に応せしむるに至れる所以なり

【現】そのようなことになれば、私はどのようにして1億人の民を守り、歴代天皇の霊に顔向けすることができようか。
   これが、私が政府担当者に対し、共同宣言に応じよと指示した理由です。


【原】朕は帝國と共に終始東亞の解放に協力せる諸盟邦に対し、遺憾の意を表せさるを得す、
   帝國臣民にして戰陣に死し職域に殉し非命に斃れたる者、及其の遺族に想を致せは五内爲に裂く
   且戰傷を負ひ災禍を蒙り、家業を失ひたる者の厚生に至りては、朕の深く軫念(しんねん)する所なり

【現】私は、アジアを(西欧列強から)開放するために日本に協力してくれた友好国に対し、大変申し訳なく思います。
   また、日本国民で、戦地で命を失った者、 職場で命を落とし、天命を全うできなかった者、そしてその遺族のことを考えると、 心も体も引き裂かれる思いです。
   そして、戦争で傷つき、戦災被害にあって家や仕事を失った者たちの暮らしについては、非常に心配をしているところです。


【原】惟ふに今後帝國の受くへき苦難は、固より尋常にあらず、爾臣民の衷情も、朕善く之を知る
   然れとも朕は、時運の趨く所、堪へ難きを堪へ忍ひ難きを忍ひ、以て万世の爲に太平を開かむと欲す

【現】今後、日本が受けるであろう苦難は言うまでもなく尋常なものではないでしょう。臣民皆の悔しい思いも、よくよく分かっています。
   けれども私は、時代の運命の導きにそって、堪え難きを耐え、忍び難きを忍び、これからもずっと続いていく未来のために、平和への扉を開きたい。


【原】朕は茲に國體を護持し得て、忠良なる爾臣民の赤誠に信倚し、常に爾臣民と共に在り

【現】私はこうして日本の国体を守ることができたのだから、忠心高く善良な臣民の真心を信頼し、いつでもあなたがた臣民と共にあります。


【原】若し夫れ情の激する所濫に事端を滋(しげ)くし、或は同胞排擠(はいせい)互に時局を亂り、
   爲に大道を誤り信義を世界に失ふか如きは朕最も之を戒む

【現】感情の激するがままに事件を起こしたり、もしくは仲間同士が争って世の中を乱したり、
   そのために道を誤って、世界からの信頼を失うようなことは、最も戒めたいことです。


【原】宜しく挙國一家子孫相傳へ確く、神州の不滅を信し、任重くして道遠きを念(おも)ひ、
   総力を將來の建設に傾け、道義を篤くし志操を鞏(かた)くし、
   誓て國體の精華を発揚し、世界の進運に後れさらむことを期すへし
   爾臣民其れ克く朕か意を體せよ

【現】何とか国全体が1つとなり、子孫にまでこの思いを伝え、神国日本の不滅を信じ、任務はとても重く、行く道は非常に遠いことを覚悟して、
   将来の建設に向けて総力を結集し、道義を守り、志と規律を強く持って、
   日本の力を最大に発揮することを誓い、世界の先進国に遅れをとらずに進むのだという決意を持とうではありませんか。
   私の臣民たちよ、ぜひともこの私の意思をよくよく理解してもらいたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


私たち日本人の志す道は、


全世界と喜びを分かち合い、穏やかな暮らしを送ること。

そのための、
神の国日本の責務は非常に重要であることを認識し、
日本の力を最大限に発揮すること。


昭和天皇の仰る通りです。
やはり、このことに尽きるのだと私は思っています。

兵士230万人、市民80万人の合計310万人の尊い命の犠牲の上に、
周囲の方の悔恨の念の上に、

私たちはそれでもなお、気づかぬフリができるでしょうか。


私たちのゆく道が、
先の志と、道を踏みはずしてはいないだろうか。

いつも、そのことを基軸に置いて、一歩を踏み出したいと思います。



今日も、
ことだまの幸わふ国に
生かしていただき、
ありがとうございます。 愛子

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