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2013/08/19

黒木 安馬さんから  モグラってすごいんですね!!

黒木 安馬さんから

モグラってすごいんですね!!


どうしてもやっつけられないのだそうです。

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⇒  「土龍!?」

春も待ち遠しい節分とは言え、
まだ身を切る冷え込みが夜とともに急速にやってくる季節。

あの時代は大気が透き通るほど奇麗で放射熱も激しかったのだろう
温暖な九州の山間部でさえ朝方には
表土を数センチも持ち上げる霜柱がザクザクと立っていた。

昨今ではネパール奥地あたりで見かけたぐらいだが、
青っ鼻汁が口元まで垂れている学童は結構いたもので、
黒い学生服の袖が拭いた後でテカテカと光っていた。

キーンと空気が澄み切った真っ暗な寒空を
地平線の彼方まで星屑がキラキラと埋め尽くし、
頭上には本当に宇宙に川が流れているように
天の川が光って大きな帯になっていた。
牛乳を流したような、と英語で表現するように
天の川のことをmilky-wayと言う。

節分の夕方、子供たちは大きく束にした麦ワラを荒縄で幾重にも縛って、
白い息を吐きながら、バットみたいなものを楽しそうに作ったものだ。
日没後の楽しみが待っていた。
村中の家の庭先で地面をワラ棒で叩くと、おばさんがキャラメルや餅をくれる。
農作物を害するモグラを追い出して五穀豊穣を祈る神事だ。
ドイツ人乗務員から自分の国にも同じ風習があると聞いて驚いたが
キリストの光に盲目のまま悪さをする魔性だからだと言う。

モグラは掘った穴の跡が龍みたいだから「土龍」と書き、「地龍」はミミズのこと。
モグラそっくりの形態をした昆虫で
田んぼの畦道にいたずらするコオロギ種のケラ"Mole cricket"、
直訳でモグラ・コオロギもいる。
ヘルメットをかぶってドリルを手にした工事標識は可愛いが、
問題は穴が水田の水漏れや土砂崩れ、地盤沈下、農作物を枯らすな
害を起こす犯罪者。

盛り土を埋めても次は向こうでとモグラ打ちゲームそのものであるが、
実は新しいトンネルを掘っているのではなく
先祖から受け継いた地下道路網を増改築しているだけで、
穴を巡回してミミズを食べる狩猟用の罠となっている。
動物食のみで植物の根や実は食べない。
運動量が膨大だから大食漢で、12時間以上食べないと餓死し、
餌不足対策として唾液の麻酔成分で獲物を噛んで
仮死状態で貯蔵しておく習性を持つ。
日光に当たると死ぬというのは嘘で、
昼間でも外出もするが屋外で体温調節ができずに死にやすい。
穴掘り用の大きく鋭い手爪があり、眼は退化して見えない。
独身生活でライバル闘争が激しく、トンネル網には一匹が住み、
昼夜活動して3時間の休息と5時間の活動、
8時間×3単位のリズムがある。
春に繁殖し、ネズミと同じ哺乳動物で、
約40日の妊娠期間で2~9子を産み、
子は1か月で巣立ち翌春に成熟する。
寿命は4年と穴暮らしの暗い生活の割には結構長生き。
ベルベット質の毛皮は西洋では乗馬用ズボンに重宝され、
黒焼きは土龍霜と呼ばれる強壮・興奮・排膿作用・夜尿症・オデキや痔の
化膿を治すなどの漢方薬である。

モグラ退治にはどれが効果的なのか?
我が家でも芝生がゴボゴボになるので頭を悩ませ知恵を絞る。
家庭菜園程度であれば、深さ30cm程度の溝を掘って金網を埋めて囲えば万全。
ペットボトルをカッターで切って作った風車は音と振動で嫌がると聞いたが、高価な超音波発振機と同様、数日後に慣れてしまって効果なし。
巣は木の根や岩の間など容易に掘り起こせない所にある。
彼岸花や水仙を植えると近づかないと言うのも嘘で、球根まわりをスカスカに堀り進んでいる。

真っ暗のトンネル、盲目なのにミミズを捕食できるのは嗅覚だと聞いたので、
安くはない市販の忌避錠剤を穴に詰め込んだが、
あくる朝には盛り土と一緒に嫌味ったらしく外に放り出されている始末!
捕獲器をトンネルに埋めてみたが、周り近くに新しい盛り土が出来るばかりで馬鹿にされるだけ。
ならばと、木酢・ウジ虫殺し用クレゾール・ナフタリン・唐辛子などを混ぜ合わせた、自作の“特攻隊液”を穴に流しこんで、水道ホースで水攻め!!
大成功かに見えたが周辺だけのことだった。

バイクなどの排気ガスをホースで繋いで穴に突っ込んで
1時間ほどトンネル内をいぶすことが効果的だと聞いた。
なるほど毒ガス攻めか。
あちこちの穴から煙が漏れてきた、全滅か!?
何のことはない、翌日は新鮮な場所に盛り土が!

そこで、ふと考えた──
こんなことを毎日やっているとミミズが先にいなくなってしまうのでは!?
モグラが出るのは餌のミミズが豊富だからこそ、庭に放し飼いにしている数十羽の鶏の糞のお陰で有機質に富んだ肥沃な大地になってミミズも増え、芝生が青々と育ち、モグラが喜ぶ。
とすれば、『進化論』を書いたダーウィンが言うように、ミミズがいなかったら地球は滅ぶだろう!との通り、土壌が豊かである証拠

夜盗虫やコガネムシの幼虫をどんどん捕食し、どうしようもないやせた土地には住まないモグラ。
踏み固められて窒息しそうな大地を耕して新鮮な空気を送り込んでくれていると受け止めれば、魔性どころか、天の川からやってきた救世主の住人かもしれない。

宇宙船地球号は、人間だけのものではない。
万物の命の権利を考えれば、共生こそが平和。

良い日、悪い日、それはぜんぶ自分の心が作り出す。
思考回路を変えて、あるがままの自然に任せて気楽に生きるのも、
また贅沢な人生か。

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