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2012/09/23

<東海歴史散策 94>ドイツ人建築家ブルーノ・タウトに称賛された合掌造りの家

川田 きし江様から  白川郷の話です

どぶろく祭り  いっぺん行ってみたいです。

<東海歴史散策 94> 2012年 10月  1日号

ドイツ人建築家ブルーノ・タウトに称賛された合掌造りの家
                (白川郷 岐阜県)

 飛騨・白川郷の秋は早い。岐阜県の西北部、日本海にそそぐ
荘川の上流に沿って、富山、石川の県境の標高2000mに近
い山々の間に開けた白川郷は、十月の声を聞くと、稲の取り入
れが終った田んぼの水たまりに、深い紅葉の紅が流れる。

 秋から冬に描けて、白川郷を最も華やかな色どりにつつむの
は、十月十日から、水谷・馬狩・鳩ヶ谷・飯島と、部落ごとに、
約十日の間、行なわれるどぶろく祭りーーー。全山紅に燃え立
つ紅葉の中で、秋の豊作を祝う人たちが何百年もの間、この里
に受け継がれてきた獅子舞や民謡の郷土芸能を奉納しながら、
遠来の客を交えてどぶろくに舌づつみをうち、夜を徹して楽し
む。

 真っ赤にうれた草の実や、コスモスの咲きにおう村の道を、
昼は、原色の吹き流しを先頭にして、飾りをたてた祭礼の行列
が神社に向かい、夜はその境内で、神に奉納するかがり火の粉
が、千古のスギの幹に照り映え舞い散る。

 七百五十年ほど昔、倶利伽羅谷で木曽義仲に破れた平家の落
人が隠れ住んだと言われる村の人達は、明治のころまで、地理
的条件からも、外部との交渉はほとんどなかった。アワやヒエ
で地酒を作り、冬の自然のきびしさと、心の飢えをいやした。
それがいつか祭礼の慣習となった。祭礼にかぎり、村の境内で
特別に許されている。

 霊峰白山の峰から吹き下ろす風は、日ごとに冷たく、西の山
から降り出した雪は、夜がふけるにしたがい、一晩中さらさら
と音をたてて、真っ白な世界に変り長い雪の毎日となる。

 合掌造りは、雪を落とすために60度の勾配をつけたカヤぶ
きの屋根で、屋根は切妻合掌造りとなった。

 ドイツの有名な建築家、ブルーノ・タウト氏は、合掌造りを
ながめ、「構造も理想的・理論的で、日本全国を通じても、ま
ったく独特のもの」と称賛し、その時代に大家屋が存在したと
は思われず、平家の落人貴族の勇んではないかと考えた。

201201102

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