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2010/03/16

まだ働いている、100年前の豊田織機 

先日名古屋のNさんの案内で蒲郡市三谷の渡辺織物工場を見学してきました。

ノコギリ屋根が二つ並んだ大変古い味わいのある工場で、渡辺さんご夫妻が働いておられました。

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この工場では親の代から働いているという豊田織機が5台が今日も三河木綿の反物を織っていました。

ガチャガチャというリズミカルな音が非常にこころよく聞こえてきます。

ここ蒲郡では昭和30年代までは100軒以上の織物工場があったそうですが、どんどんなくなって今ではもう数軒しか残っていないそうです。

ちょうどこの日もお隣の工場が解体作業中でトラックが往来していました。

渡辺さんは「うちもあと1,2年で廃業だねぇ」と寂しそうにおっしゃってました。

機械の製造名板を見ると1914年と打ってあります。今年で96年目ということになります。もうじき100年ですね。

伊勢湾台風とその後の13号台風の二度の台風では織機よりも30センチ以上、上まで海水に浸かってしまったそうですが、その後も修理して使っておられます。

最新式の機械よりもこの機械のほうがいい反物が織れるからと言われます。

ここで織られた木綿の反物はいったん中国に送られて向こうで絞りの加工をしてまた日本へ送り返されます。

そして国内で染色をした後有松や鳴海で鳴海絞り、有松絞りとして販売されるのです。

中国では織物や染色はどうしてもうまく出来ないそうです。

昔は篠島の女性がみな絞りをやっていましたが今では人件費の関係ですべて中国だそうです。

ちょうど前庭では真っ白な糸がいっぱい干してありました。

渡辺さんが廃業されたらこの織機の運命はどうなるのでしょうか?

こちらに写真をおいてます。

http://docs.google.com/Doc?docid=0AejOXSUdtrsOZGR6ejRicHNfMTkyY2tzZDZzZ2Y&hl=ja

動画もありますよ

http://www.youtube.com/watch?v=p_qUIM8K3i4&feature=youtube_gdata

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