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2010/01/24

篠島 お渡様

この正月に篠島のお渡様のお祭りをみてきました。

http://www.nanpuu.jp/blog/?page_id=911

お渡様というのは篠島にある八王子社の男の神様が年に一度1月3日の夜6時に同じく篠島にある女の神様のおられる神明社へ行かれる行事です。
このことは神様の秘め事ですので島の人達は見てはいけません。
それで午後6時になると島の中部電力から来る電気の配電盤のもとのスイッチが切られます。

私たち4人はその時民宿でふぐコースで大宴会でした。
女将さんがろうそくを持って来てくれて電気が消えてからはろうそく宴会です。Img_0045

30分たったときに電気が点きました。同時に神社の方から太鼓の響きが聞こえてきました。私たちは料理をひとまずおいて神社へ行きました。
四方八方から島の人達が神社へ駆けて行きます。
神社のImg_0061入口に八王子社の神様が鎮座していました。大きいです。

人々は神社の係の人からお神酒をいただいて帰っていきます。
私たちはこの神社のお手伝いをする廰屋衆の親方 小久保 弘己様の案内で神社の社務所の中へ入れていただきました。そこでこの神社の総代の人Img_0053に紹介されて総代さんからいろいろとお話を伺うことができました。

総代さんの一番の仕事はお祭りの費用を集めることだそうです。段々と過疎化する中でご苦労が多いようですね。
お神酒をいただいて再び民宿へ。
そうそう民宿は 「妙子」 です。ふぐコースは食べきれない料理で大満足でした。
妙子女将は若くて(おばあちゃんになっているそうですが)美人です。
若いお嫁さんも素敵です。
夜遅くまでカラオケで大盛り上がりでした。

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翌日は11時から浜でお祭りが始まるということでそれまでの時間島の中を散策しました。お寺さんがずいぶん多いです。

11時に浜へ行くとすでに大勢の人が集まっていました。
大名行列をする人達が(子供から大人まで すべて男性)浜で大名行列の練習をしています。
面白いのは小学生の一団で、なにやら歌の練習をしています。

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よく聞くと大変に卑猥な歌を大人が教えていてそれを子どもたちが大声で歌って笑い転げているのです。一種の性教育ですね。
大名行列の練習をしている時に島の奥さんがお酒をコップに入れて持ってきてくれました。ありがたくいただきいい気分になりました。
この奥さん方は島の厄年を迎える人の奥さんだそうです。振る舞い酒は厄年の人達が出しているのでしょうね。

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1時からお祭りが始まるということで昼食を取りました。
食事は島一番の高級旅館 「真砂 悠々庵」の息子さんがやっている

お食事処 真砂(まさごImg_0223

で名物のじゃこ丼をいただきました。
あんなにたくさんのじゃこをいただいたのは初めてですね。

1時前に浜へ出るといよいよです。
大名行列のみなさんも緊張しているのがわかります。
いよいよ神明神社から八王子社の神様が八王子社へお帰りになる行列です。
浜では両側に大名行列の人達が頭を下げて待っています。
我々観衆も頭を下げて待っていました。
神主さんを先頭に神様がやってきました。神様は大きな獅子頭で髪の毛は美濃和紙で出来ています。この神様をお連れする一行が廰屋衆と言われる人達で7人です。

ある場所へ来ると突然太鼓が激しく鳴り出して神様が髪を振り上げて左右に大きく舞います。これが一番の見せ場だそうです。

そして浜の真ん中に備えたもちの木で出来たおたなぎさんというものの前で神様をひとまず鎮座させます。それから控えていた前厄本厄後厄の男たちと還暦の男数人は着ているものを脱ぎ去って裸になります。裸男たちの前で神主さんが祝詞をあげます。寒い 寒い 早く終わってほしいと祈っているようです。祝詞が終わると裸男たちが浜に埋められたおたなぎさんを引き抜きますが、これがなかなか抜けません。
ようやく抜いたらみんなで「ワッショイ ワッショイ」と海の中へ持っていって海に流します。
これでみんなの厄を落としてもらうのだそうです。

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これが終わると行列はまた整えて八王子社へ向かいます。八王子社へ神様がお着きになって祭りは終わりました。

どうもこのお祭りは島の人達が年に一度集まり厄落としをする行事なんですね。そこに神様のラブが関わっているのが面白いと思いました。
観衆の中にはどこかのカメラ倶楽部の団体が来ていましたが島の人達にとっては観光客が来てもらうよりも自分たちの厄落としのお祭りが大事なように感じました。

篠島の民族や生き様を書いた本がこのたび出版されました。『篠島 海こそすべて 15編の聞き書き』という本です。実は私もこの聞き書きの書き手の一人です。

ご注文はこちらまでお願い申し上げます。

山里文化研究所
http://www.yamazato4.com/index.html

『篠島 海こそすべて 15編の聞き書き』
http://www.yamazato4.com/

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

篠島― 素敵なところですね。

小生も海の近くで育ちました(下関)。

海を見ると、こころおだやかになれます。

もちろん、ふぐも大好きです(笑)。

さて、本日は新年会ですね、お会いできるのを楽しみにしています!

投稿: tasaki | 2010/01/26 16:50

funabashi さん


コメントありがとうございます。
南風の大将は今年から神社の
係になられて張り切っておられましたよ。

3日はちょっと雨模様でしたが4日は快晴で
日の出がしっかりおがめました。
富士山も見えたようですが私たちは
ちょっと遅かったようで見れませんでした。

投稿: えーさん | 2010/01/26 00:22

篠島のお渡り様とてもユニークなお祭りでしたね。フグのご馳走を後にして見物に行かれて、その後のご馳走が心配になってしまいました。
祭りの情景が活き活きと語られていて手に取るように浮かびます。好い旅をされたのですね。3日は寒い日でしたよね。
篠島の祭りこれでほとんど体験できたように感じました。報告ありがとうございました。

投稿: funabashi | 2010/01/25 07:49

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