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2009/12/06

「あぶらむの里」

今年9月に高山市内の国府という山の中にある 「あぶらむの里」 という
ところへ行ってきました。
ここで30人くらいのなんらかの関係のある老若男女が集まって一緒に懇談をし翌日は朝から近くの宇津江四十八滝を山頂まで散策し、午後はお二人の講演を聞いて帰ってきました。

講演者は神戸で泣く子も黙ると言われた山口組3代目、田岡親分のお嬢さん田岡 由伎さん と京都一燈園の 石川 洋さん のお話でした。
どちらも素晴らしい講演でこういう企画をしていただいた 南木曽木材産業株式会社 の柴原社長様には感謝でいっぱいです。
なんと北は福島から南は屋久島まで全国からご縁のある人たちが集まりました。

講演の内容は他に譲るとしてこの「あぶらむの里」のオーナーである大郷 博様のお話をご紹介したいと思います。
誰でも泊まれるようですから是非高山への観光の際には足をちょっと延ばされてはどうでしょうか?
我々のために急遽前日にはオーナー自ら五右衛門風呂を作っていただきましてそれに入ってきました。水は山からの湧き水ですからとてもまろやかです。

また近くには立派な温泉もあり「あぶらむの里」では割引券ももらえます。

大郷 博様のお話

・本業はキリスト教の牧師です。
  どうしてもなじめなかった
  サラリーマン牧師になるのが本当の目的ではないんだと思った。
・18歳の時にハワイへ行ってホテルで働いた
  シェラトンホテルを作った人  スタットナーはこう言った
    「人生は奉仕することだ」
  
  チップを5ドルから10ドルもらえた
  1ドル360円の時代だったから大変なお金です。
  
  今年45年ぶりにハワイへ行ってきた。
  息子がハワイ大学にいるので。
  ハワイでレイモンド服部のお嬢さんに会って
   こういう世界もあるよと渡されたのは
   ハンセン病の本だった
・日本へ帰って社会福祉の世界へ入ったが
  とても自分には出来ないと思った

・1968年2月 21歳で沖縄へ行った 
  沖縄ハンセン病の世界  救済の手伝いをした
  戸籍がなくなっている 
  一番の仕事は病人の 戸籍復活をするのが仕事だった
   戦争で戸籍がわからなくなっていたので家族からの申告で
   戸籍を復活していった
   ところが家族がみな断る
    「そんな子はうちにはいない」
    「あなたに我々の幸せを奪う権利があるのか」
  1人でもハンセン病の家族がいると嫁にも行けないから

  ある女性  16歳で発病してみんなからいじられ続けた
    18歳から28歳 山の中で1人で生活した
    1996年 その場所へ連れて行ってもらった
    おばあさんの言葉
      人生山川ありますよ
      転ぶ時もありますよ
      転んだら起き上がればいい

    この言葉が自分が生きる力になった

・それから
    立教大学の教授になった。
    たくさん学生が自殺した。
    自分の力のなさを痛感した。
    教育とは何なのか
      自分で本当の若者を育てたいと思った
    私には四人の子供がいますが妻が
    「お父ちゃんうちには2年半は暮らせる金があるから好きにしたら    」と言ってくれた
    場所を探しているうちに高山近くのここに出会った。
    早速買うように決めたら町長が金を払ってくれと言った。当然ながら  
    町長 「金はどうしますか?」
    大郷 「これから集めます」
    町長 「ほんとに教授か確かめに行きます」と言って立教大学へやって来た

    「自分は今から死んだことにして葬式をする。
     自分の葬式の香典を今ください」と友人たちに言って集めた。
     結局、葬式はしなかったが。
    1200万円集まった
    この話を韓国でやったら一番うけたですね。
    俺たちもこれでやろうと

    最初はこうして買った土地が今では追加で買い増しして2万坪ほどになっています。

・非行犯罪の子供の再生をしている。こういう言葉は使いたくないが。
 少年院へ行くよりもこういうところで生活したほうがいいのではないか。
 お米が出来るまでを一緒にやる。うちへ来たころはひどいもんですよ。
 もう鶏でも飼うか というくらいですが段々ときれいに食事が出来るよう になるんです 。こういうことで仕事に生きる喜びを見出しています。

・あぶらむの意味
    アブラハム  すべての人間の父なる存在。
             ユダヤ教イスラム教キリスト教の先祖

    アブラム   アブラハムになる前の名前。
             行き先を知らずして旅する人のこと。
             これが人生だ。
             これが気に入ってこの名前をとったのです。

               Outaki_2 Aburamu                        

 

宇津江四十八滝「あぶらむの里」     

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