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2009/05/04

近江日野商人館

滋賀県日野市に近江日野商人館という歴史館があります。
「日に新た館」 を見たときに館長さんから是非行っておいでなさいと勧められて行ってきました。

ボランティアの説明員が二人いらっしゃいましたが二人ともとても親切丁寧にご案内いただき近江商人のことがよくわかりました。

◆ 近江商人 とは日野 近江八幡  五個荘 から他国へ出稼ぎにいった商人のことをいうそうです。
八幡 表  八幡の商人は表を飾りたがる。派手好み 。江戸表に大きな店を出した。
       通りから見えるところに金をかけた。
日野 裏   一番奥の見えない部屋に金をかけた。江戸を避けて関東の田舎のほうに      出店を作った。それも小さい店をたくさん作った。

商いのものは  お椀 (木地師が作ったもの) 薬  

関東後家  日野の商人はみな関東に出店を作り主人は関東に出て働いていて、家を守るのは奥さんの役目です。それで奥さんのことを日野では関東後家と言ったそうです。奥さんは丁稚の採用からしつけ教育をすべてこちらで行って丁稚を主人のもとへ送りだしたそうです。留守を預かるのは女世帯であるため、日野の商家の店先には板塀や植え込み、紅がら格子などで品を保ちつつ、倹約・防衛する日野商人らしい工夫が数多く見られた。

◆ 日野の商人は徳川幕府からたいそう庇護されていた。
      関が原の合戦に際して鉄砲300丁を徳川に寄贈した。
      その恩義を感じて幕府は日野の商人を特別扱いした。
      その最たるものは
      「大当番仲間」という組合制度です
      そのメリットは
      1・売掛金の徴収が滞まった場合にその領主に訴えて幕府の威光によって徴収        できる権限を持ったこと。
      2・東海道や中山道の各宿場に現在の指定旅館、契約ホテル制度のような「日        野商人定宿」を設け、旅の便宜を図りました。安心して旅ができ、また料金も安かったといいます。1770年には181軒もの定宿数になったようです。商品を定宿に送っておくことも出来ました。
      3・「大当番仲間」の木札があれば関所もフリーパス。

      このような庇護は八幡の近江商人には適用されませんでした。

◆ 近江日野商人館 

日野商人の民俗資料を展示し紹介しているのが、歴史民俗資料館「近江日野商人館」で、静岡県御殿場市を本拠にして大成功を収めた6代目山中兵右衛門氏の旧邸宅である。昭和11年建築です。死後遺言により町に寄贈されました。

◆ 山中兵右衛門氏の旧邸宅(近江日野商人館)の奥座敷の贅沢
      ・天井板はすべて屋久杉 現在作れば1m2 300万円かかる
      ・床の間の床板 けやきの一枚板 たまもくのけやきと言って200本切って
              1本あるかないかという板
      ・障子の桟  1枚の板を切り抜いて作ってある
      ・襖の取っ手 七宝焼きで出来ている
      ・障子の桟  ななめに面取りしてある。猿の顔に見えるから。
      ・廊下   10メートルの1本もの。松の木で出来ている。ヤニが出ない松
      ・天井の丸太 京都北山杉の
      ・トイレ  1階と2階に水洗トイレ 2階から下へパイプで流している。
      ・1階客用のトイレ 3畳ほどの大きな部屋で水洗式。半分は畳がしいてある
      ・ガラス  昭和11年のもの
    などなどまことに贅を尽くしたものです

◆ 山中兵右衛門氏の旧邸宅から出てきたもの 薬石3つ
    昨年 山中兵右衛門氏の旧邸宅の蔵の中から3種類の石が出てきました。
    10個の箱のうち3つを開けただけですから後の箱には何が入っているか楽しみで    すね。
    この石は石薬といって「滑石(かっせき)」「蛇含石(じゃがんせき)」「枡石(ますいし)」の3種類。削って粉末にしたり塗り薬にすることで、打撲傷や引きつけなどにたいする効能があるとされる。石薬を鑑定した益富(ますとみ)地学会館(京都市上京区)によると、中国や台湾などから輸入された可能性が高いとか。
    説明のおじさんの話では正倉院の御物に同じ石があるそうです。
    日野でこのような物を見れるとは思ってもいませんでしたね。

    Img_0232
    

    



◆ 近江商人十ケ条  山中兵右衛門 (近江日野商人館の主)

   「oumi.pdf」をダウンロード
    

 金儲けの秘訣は  三つ   九十翁 中井良祐氏の教え 
    1・健康で長生きすること
    2・仕事を一所懸命すること
    3・稼いだお金は使わないこと(自分の遊興には)

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 三方よし の精神 (近江商人の基本的な考え方)
    

    売り手よし ・ 買い手よし ・ 世間よし -
        近江商人から現代にまで受け継がれる三方よしの理念

◆ 日野祭り  毎年5月3日に行われる馬見岡綿向神社のお祭りです。              曳山16両は見事ですね。
     私は3日は地元のお祭りですのでたぶん日野祭りは見れないと思います。
     ここの山車は関東のほうから来たものでお囃子も関東流だそうです。
     聞いたらどこかで聞いたことのある音楽ですがあの徳島の阿波踊りとソックリ
     なんです。日野の商人が関東に出て商売をしたのでお祭りも関東流になったらしいです。       

   桟敷窓
     全国で日野にしかないといわれるものに桟敷窓があります。
     お祭りの山車を家の中から見るために作られた桟敷です。優雅ですね。
     

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