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2009/03/01

割木作り

先日恵那の山奥に住むある老人に会いました。
その人は柘植 強二さんと言って、もう40年も割木作りをしているとのことです。
割木ってご存知ない人もいらっしゃるかも知れませんね。
こんなものです。

Photo

一束20本くらいの木で束ねられています。昔はこれで竈でご飯を炊いたり風呂を沸かしたりしたのです。
私の家でも子供のころ見かけたことがあります。その後電気やガスや灯油の時代になって見かけなくなりました。
この柘植さんは今年80歳になられますが若いときから父親の跡をついでこの割木作りを続けておられます。
今はどこに売れるかというと陶芸作家のところです。
この人は常滑の 山田 常山さん のところと瑞浪の 堀 一郎さん のところへ持っていくのが仕事です。お二人の陶芸作家のところで売り切れでまだ少し足りないそうですが、もうこれ以上は出来ないとおっしゃってました。


今では陶芸を割木で焼く人も減ってきているそうです。原料がなかなか手に入らないからでしょう。東濃地方で割木を作っているのはもう柘植さんだけだそうです。春から夏にかけては農作業をやっておられます。
しかし割木で窯を焼くといいことがあるそうです。
瑞浪の堀 一郎さんに展示会場でお会いしましたので聞いてみました。
「松の木は油が多いので火力が強いのです。業者さんはいくつかあるのですがあまり大手の業者ではどこの木で作ったか、いつ切った木かわからないので心配なんです。柘植さんは一人でやってみえるからその点安心ですね。いつもいい時期に木を切ってしっかり乾燥させた割木を持ってきていただけます。虫が食ったような割木は一本もありませんでね。」

柘植さんの話では松の木を切るにはタイミングが大事だと。毎年9月から10月ころに切るのがいいそうです。その時期には松の木が乾燥していて水分が少ないからだそうです。
水分が多いと虫が食いやすいのです。虫が食うと燃焼力が下がるのだそうです。 

いい陶磁器はいい燃料があってのことなんですね。

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