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2007/11/16

廃棄物学会 ゴミ処理工場見学会

廃棄物学会 東海・北陸支部の工場見学会に参加してきました。
大型バス1台 約45名の参加でした。
見学場所は名古屋市の 五条川ゴミ焼却工場 と北名古屋市の鴨田エコパークの二箇所でした。Pzenkei1050520 Ptounyuu1050532 Psuragu1050557 Pgomi1000079 P1000088

Pkansisitu1000089◆ 五条川工場の見学
   名古屋市の最新型ゴミ焼却場です。
   名古屋市には4箇所のゴミ焼却場があります。
   今鳴海工場を建設中です。2010年に完成予定。
   五条川工場の機能
   1・ 1日560トンのゴミを焼却する能力がある。
   2・ 立地が河口のため洪水防止が出来るようになっている。
       五条川が増水すると11万トンの水が工場の床下に貯まる方式になっている。
       従って工場は柱で地上に浮き上がった形になっています。
   3・ 資源化施設である。 焼却灰をスラブ化して資源としている。
   4・ 焼却熱で発電をしている。

  

・年に一度くらい火事になる。自動的に放水して消火する。人が駆けつけたときにはたいてい消火してい る。ゴミの置き場へ人が入ることはない。大変危険だからです。酸欠やガスがあるおそれがあるため。

・焼却灰を溶融して減らす
   名古屋市として年間10万トンから2010年には 2万トンへ
   溶融施設にしないと国から補助金がもらえない
   溶融した残りは北九州へ持っていっている(三井系の会社)

・建設費
     ゴミ処理       トン当たり  5000万円くらい
     五条川工場       設備       200億
                 建物 土地地盤  180億

     年間維持費      年間 4億程度(70%は委託業務でやっている。)

     耐用年数     20年がメド 建替え・改築 (プラントのみ入れ替えも)

・山元還元
    被処理物の溶融処理によって発生する溶融飛灰から、非鉄金属を回収し再使用  する一連の操作をいう。廃棄物処理中に発生する飛灰は溶融飛灰の形で集められる。溶融飛灰中には鉛、カドミウム、亜鉛、銅などの非鉄金属が2~12%の高濃度で含まれている。これを非鉄金属の原料と見なし鉱山(精錬所)に還元し、非鉄製錬技術で鉛、亜鉛などの単一物質に還元、回収する。

    名古屋では九州 大牟田市の会社へ運んでそこで処理をしてもらっている。

・ゴミ   300トン / 1日

    焼却すると   15%   灰 が出る   45トン
    溶融すると   10%   スラブが出る  30トン
              スラブは多治見の産廃処分場の埋め立てに使っている。
              本当は路盤材になるが多治見でも不足するくらいです。
・発電  年間 4000万キロワットの発電をしている
     ほとんど中部電力から電気を買わなくてすんでいる
     あまったものは中部電力へ販売している
     溶融施設が電気を食う

・ゴミを燃やすのはてっきり重油かガスだろうと思っていたのです。
 1000度以上で燃やしているのですからね

 ところが実際は重油もガスも一切使われていないのです。
 ゴミそのものだけで燃えているのだそうです。
 それも1000度で

 そのためには機械的にいろいろな工夫がしてあるのですが
 見学した人は廃物学会の会員ですのにこれをほとんどの人は知りませんでした
 隣の人は知っていました
 なんで知っているのと聞いたらメーカーの人でした。
 15年くらい前からのゴミ焼却炉はこうなっているそうです。

 そしてこのゴミを燃やした熱で5000キロワットもの
 発電をしているのです。こりゃ儲かるわい
 と思ったのですがどっこい電気代はトントンだというのです

◆ 北名古屋市の 鴨田エコパーク

 非常に狭い土地に作られていました。担当のご苦労が偲ばれます。
 少しでも安く作ろうとされたらしいです。

 ここでは二つのことをされていました。
 1・市内の浄化槽汚泥の処理

 2・業務系生ごみで堆肥を作る

 非常に立派な施設です。
 そうとうお金がかかっているという印象を持ちました。
 やっていることは立派ですがあれでいいのかという疑問が残りました。

 市内では下水処理場の建設が進んでおり浄化槽はこれからなくなると思われます。
 作った堆肥の処分がうまくいくのか、現在は市民にただで配っているそうですが
 市街化が進む地域でこれからますます畑は減ってくると思われます。
 市販できないようなものをお金をかけて作っていいのかどうか

 私だけの疑問かもしれませんが

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コメント

かわさん

おっしゃるとおりですね
私が一番驚いたのはゴミを燃やすのに熱源がないことです。
重油もガスもいらない
自分で1000度で燃えるのです。
これは技術ですね

残った灰を処理するのにえらくエネルギーがいるのにも
驚きました。

投稿: えーさん | 2007/11/17 23:51

五条川ゴミ焼却工場とエコパークにいかれたそうで、施設はどちらも超ご立派でしょうね。それらの問題点は、二つあります。
地域の人は、作ってほしくないから、そのための付属設備も必要。技術が特殊で行政はわからないので費用について査定が難しいと思います。
しかし、いつまでそんな習慣は続かないでしょう。民間で、施設を運営すれば安価になるかも。もう一つは、わかりません。
鳴海工場も、排ガス利用の発電設備が計画されているのでしょうかね。今後、環境事業は大切ですが課題は多くあります。市民も環境問題を理解するには、学ばなければなりません。よい体験をされましたね。

投稿: かわ | 2007/11/17 21:48

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