« 「環境が危ない 生存の危機」 櫻井 よしこ | トップページ | 土着民コンサート・いのちの授業 »

2007/09/17

隈 研吾さんの話

隈 研吾さん は有名な建築家で今や世界中で仕事をされています。
最近では東京ミッドタウンビルのサントリー美術館が有名ですね。
かって隈 研吾さんは 愛・地球博 の主担当の設計者として海上の森に
巨大な木で作ったループを計画されました。
私は当時東京の隈 研吾さんの事務所まで行きそのループの
模型を見せられて卒倒しました。
こんなに大きな構造物を作るのはいいけど後の取り壊しをどう
するのだろうと
その後各種団体の猛反対にあってこの計画はあえなくおろされて
しまいました。隈 研吾さんもその立場を降りられたと思います。
長久手会場のループはその意思を生かしたものだとは思いますが
その隈 研吾先生の講演が名古屋市主催で港のポートビルでありました。
期待にたがわずとても面白いお話を聞けました。
以下その要約です

Pkuma1020125

「水辺のまちづくり」  隈 研吾先生

・世界は水際の再生に注目している  21世紀は水の時代だ
 世界の実施例をスライドを使って話していただけました。
   
・世界一の水の町は ベネチュアである
   ビエンナーレ  アートのオリンピックみたいなもの
           2年に一度やっている
           ここの日本館の仕事をした
   ベネチュア   自動車も自転車も禁止
           歩くかゴンドラしかない

   サンマルコ広場  有名なところ
            大潮のときは水の下になってしまう

   ベネチュアの良いところ
       ・人間が住んでいる
            ベネチュアを真似したところ
              デズニーランドは真似したものだが人が住んでいないからダメだ

       ・ガラス工房がある
            ものづくりの場がある
            大きな工場ではない
            ものづくりの延長としてアートの世界が広がった
            ビエンナーレ が始まった
            世界一の格がある  マイアミもすごい
       ・時間をかけて少しづつ町作りがされてきた。
            大きな建築物がない
            箱物でなくて小さなものの組み合わせで出来ている

   ゴンドラは真っ黒
       昔 金持ちが華美なゴンドラを作って競争になったのでそういうことを
       やめようということになってすべて真っ黒にしたのだ。

P1020136

P1020133_2 P1020140

・ロンドン  世界の都市が競争の時代になった
    開発は水際が勝負だ
    テートモダン が有名な場所だ
     

    昔発電所があったところを美術の殿堂に再開発した。
    昔夏目漱石が住んでいたところでひどい場所だった。それで夏目漱石は病気に
    なってしまった。
    ブローブ座 シェークスピアの劇場だ
    町から川を渡ることにより気分を変えられる

P1020145 P1020144

・スペイン  バルセロナ
    斜めの道を作った街づくり
    港の工場や倉庫を立ち退かせて再開発をして今有名になっている。
    世界中から有名な建築家を呼んできた

P1020151 P1020152 P1020155

・スペイン  ビルバオ
    工場地帯だったのを再開発した。
    日本によく似たところのある町だ。
    水際を使った文化の町に再開発した。ニューヨークにあるブッケンハイム美術館と
    提携した美術館を作った。これが当たった。
    ステンレスの橋を作った。この橋の上で美術館をバックにして写真を撮るといい
    ということでわざわざ橋を作った。

P1020165P1020159 P1020163 

・パリ  セーヌ川の水際が再開発の目玉
  パリの町はオスマンが19世紀に作った町である。オスマンは住むことを重視して町を作った。
  ロンドンはアングロサクソンが作り住むのは田舎がいいという考えだ。
    パリはどこがオフィスでどこが住まいかわからないようになっている。
    ルノーの工場を移転して再開発をする計画が起きている。

P1020172 P1020167 P1020175

・ゼノバ 
    ヨーロッパの文化首都になった。 いろんなイベントが行われて投資もされるのでみんなが狙う。

P1020181 P1020182

・オランダ
    水際に集合住宅をたくさん作った
    大きな建物を作らずに小さなマンションを並べている。高さを揃えている。

P1020184 P1020187 P1020188

・長崎美術館
    運河をまたいで作った。もとは倉庫だったがそこに美術館を作った。
    入場は無料だし夜は中でお酒も飲める。屋上を散歩できる。リピーターが
    大変多い。

 P1020197    

P1020201

P1020198

P1020200

ヨーロッパはどこでも環境問題に一生懸命だ。中国も環境に熱心になりだした。
窓の大きさ ビルのエネルギー使用量 など厳しく規制をしている。
のんびりしているのは日本だけだよ。

というのが最後の言葉でした。

|

« 「環境が危ない 生存の危機」 櫻井 よしこ | トップページ | 土着民コンサート・いのちの授業 »

環境」カテゴリの記事

コメント

かわさん

この隈 研吾先生には思い出があって是非聞きたかったのです。
愛・地球博の基本設計のときに今度の愛・地球博では
世界の人に日本の庭園つくりの原点を見せたいと
おっしゃってました。
静岡の小堀遠州のことです。

その計画はどこかへ行ってしまいましたが

投稿: えーさん | 2007/09/21 23:30

海上の森は、懐かしいコトバですね。
建築・芸術と環境問題、水などの自然にもう一度考えさせられますね。
写真が多くて、最後まで読むことができました。
文章も長いので書き込みが大変だったと思います。
その分読む側は、教養を高めることができました。
感謝!!
かわさん

投稿: かわさん | 2007/09/18 09:03

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「環境が危ない 生存の危機」 櫻井 よしこ | トップページ | 土着民コンサート・いのちの授業 »